6:インバータを水平設置可能ですか? |
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製品保証は垂直に取り付けた状態になります。このため、保証はできません。
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7:1台のノーヒューズ遮断器に、インバータを複数台接続するには? |
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基本的には1対1の接続が推奨です。複数台接続する場合は、インバータの定格出力電流合計の200%程度で選定して下さい。
但し複数台接続した場合は、インバータの1台が破損すると短絡電流により遮断器が動作し、システムダウンしてしまう危険性を伴います。
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8:1台のインバータに複数台のモータを接続する時は、どういう点に注意すればよいのですか? |
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基本的には、モータ1台に付き、インバータ1台を使用して下さい。
各モータの負荷電流の合計値の1.1倍がインバータの定格電流以下になるような選定をして下さい。
また、各モータには過負荷継電器(サーマルリレー)を接続して、モータ保護を行う必要があります。
補足説明:
モータ負荷電流合計(A)×1.1≦インバータ定格電流(A)
一般的には、1台のインバータで複数台のモータを運転する場合には、V/F一定(定トルク特性)モードをご使用下さい。
但し、同一モータ仕様の並列運転で、一つの軸を駆動する場合、もしくは、ギアなど結合が硬い機械では、一部の機種でセンサレスベクトル制御が使用できます。
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9:複数台を盤に収納する時の注意事項は? |
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2台以上のインバータを1つの盤内に収納する場合は、次のことに注意して下さい。
・左右のインバータの間を10cm以上離して設置して下さい。
・上下のインバータの間を20cm以上離して設置して下さい。
・下側のインバータの発熱で、上側のインバータがあおられないように風切り板などを設けて下さい。
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10:落雷のインバータへの影響は? |
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落雷により、雷サージが発生し、次の経路よりインバータに進入する可能性があります。
(1) |
主回路電源系統 ・雷サージが大きい場合、最悪インバータ内部の整流回路等が破損します。
→電源にサージキラーを取り付けて下さい。 |
(2) |
制御配線への誘導ノイズ
・制御配線には、直接雷サージが進入する可能性は低くなりますが、誘導ノイズとして印加される可能性があり、特に入力端子の終端抵抗破損等が考えられます。 |
(3) |
通信ケーブルへの誘導ノイズ ・制御配線と同様に、誘導ノイズによって通信回路破損等が考えられます。
また、回路破損に至らないノイズでは、ほとんどの場合通信エラーが発生します。 |
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11:インバータで防爆モータを駆動する時は、どういう点に注意すればよいのですか? |
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防爆モータは、防爆検定で組み合わせたインバータと同じ形式のインバータで駆動して下さい。また、モータのV/F特性に関するパラメータは、モータの温度上昇に関わるので、必ず検定時の設定と同じにして下さい。
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12:防爆モータ(既設)にインバータを組合せる場合、防爆検定を再受検する必要がありますか? |
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防爆検定の再受検が必要になります。
補足説明:
防爆モータをインバータ駆動する場合、インバータの基本パラメータ(出力電圧に関するもの)は防爆検定で設定したパラメータから変更することはできません。
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